京成電鉄の終電繰り上げは本線の一部区間 始発の繰り下げも実施



京成電鉄は11月27日、来年2021年春に京成本線の一部区間で最終列車の繰り上げと始発列車の繰り下げを実施すると発表した。夜間作業時間の確保と深夜時間帯を中心とした利用者の大幅な減少に対応する。

終電の繰り上げが実施される京成本線。【撮影:草町義和】

下り最終列車(平日)は、京成高砂→京成成田間で繰り上げを実施。京成高砂→京成津田沼間で10分程度、京成津田沼→京成佐倉間で15~20分程度、京成佐倉→京成成田間で15分程度、それぞれ繰り上げる。

上り始発列車(平日)の繰り下げは、宗吾参道→京成上野間で行われる。宗吾参道→京成津田沼間と京成高砂→青砥間で5分程度、京成津田沼→京成高砂間と青砥→京成上野間で10分程度の繰り下げになる。

関東圏の鉄道では、JR東日本が今年2020年9月に終電の繰り上げを発表。大手私鉄も追随し、これまでに西武鉄道・小田急電鉄・東急電鉄・京王電鉄・相鉄が終点の繰り上げを発表した。一部の鉄道会社は終電繰り上げとあわせて初電の繰り下げも計画している。いずれも来年2021年春のダイヤ改正時に実施する計画だ。