井原鉄道が通常ダイヤに復帰へ 岡山・広島の緊急事態措置緩和で



井原線を運営する井原鉄道は5月13日、現在実施中の減便ダイヤを5月17日で終了し、5月18日から通常ダイヤでの運行に戻すと発表した。

井原鉄道の列車。【画像:KUZUHA/写真AC】

井原線は総社(岡山県総社市)~神辺(広島県福山市)間の41.7kmを結ぶ鉄道路線。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月29日から上下計23本の列車が運休または運転区間の短縮が行われている。

井原鉄道によると、減便ダイヤの実施に際しては、運転業務に従事する社員をチーム分けし、各チーム間で一定レベル以上の接触がない状況でも運行できるようダイヤを編成。関係する社員に感染者が発生した場合でも、即時全面運休となる事態を回避できるようにしたという。

その一方、岡山県と広島県で緊急事態措置が緩和され、社会経済活動の再開が図られていることなどを踏まえ、5月18日から通常ダイヤに戻すことを決めた。同社は引き続き、施設内の消毒など感染拡大防止策を講じるとしている。