秩父のイチゴ運ぶ「西武農業特急」所沢駅で販売 2月10日から5日間



西武鉄道は2月5日、埼玉県の秩父地域で収穫したイチゴを特急列車で所沢駅に運び、同駅の駅ビルで販売すると発表した。

西武鉄道の特急「ラビュー」。【撮影:未来鉄道データベース編集部】

期間は2月10日から15日まで5日間。秩父市と横瀬町の農園で収穫したイチゴ(1日につき約100パック分)を西武秩父駅まで自動車で運び、同駅を9時24分に発車する特急Laview(ラビュー)「ちちぶ20号」で所沢駅(平日10時22分着、土曜・休日10時21分着)まで運ぶ。

所沢駅に到着後、同駅の駅ビル「グランエミオ所沢」の2階セントラルプラザのイベントスペースで10時30分頃から販売する。

農産物輸送の実証実験(第2弾)。農産物を客室に入れて運ぶ。【画像:西武鉄道】

西武鉄道は昨年2020年10月、特急ラビューを使った農産物輸送の実証実験を実施。今年2021年1月にも実証実験の第2弾を実施した。西武鉄道は今回のイチゴ輸送について「緊急事態宣言延長等により、果物狩りのできる観光農園を多く有するものの、観光客が著しく減少している秩父地域を応援する目的」としている。