JR貨物「赤い羽根」ラッピング機関車、本年度の第2弾は一時中止 一部報道受け



JR貨物は1月13日、中央共同募金会との共同企画として1月12日から実施する予定だった「赤い羽根共同募金ラッピング機関車」の運転を、一時中止することを明らかにした。

2021年度の「赤い羽根共同募金ラッピング機関車」。先頭のEH200形にラッピングが施されている。【画像:JR貨物】

赤い羽根共同募金のラッピング機関車は、JR貨物グループの全社員がさまざまなアイデアを実現することに挑戦する「C&C活動」の一環。同募金運動の周知に協力して社会貢献したいという社員提案を受け、昨年度2021年度から実施している。本年度2022年度の第1弾はDD200形ディーゼル機関車2両とHD300形ハイブリッド機関車1両にラッピングを施し、昨年2022年10月から12月にかけ貨物駅の構内などで運転した。

2022年度の第2弾は今年2023年1月11月に発表。EH200形直流電気機関車1両に共同募金運動ポスターのコピー「あなたと私は赤い羽根でつながっている。」を生かしたラッピングで装飾し、1月12日から2月28日まで関東甲信越地域(高崎線・上越線・信越本線・武蔵野線・京葉線・常磐線・東北本線・山手線・横須賀線・東海道本線・南武線・根岸線・中央本線・篠ノ井線・しなの鉄道線などの一部の区間)で運転する計画だった。

正面(左)と側面(右)のラッピングのイメージ。【画像:JR貨物】

JR貨物の広報室は「(中央共同募金会から)ある団体への助成金について問題があるのではないかという一部報道があった。当社としても現在事実関係を確認しているところ」と話し、事実関係の確認後に改めて運転するかどうか検討するとしている。

※追記(2023年1月13日15時25分):2023年1月11日公開の記事を差し替えました。

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