中国本土と香港結ぶ高速鉄道で『ドラえもん』ラッピング列車 駅も装飾



中国本土と香港を結ぶ広深港高速鉄道で7月27日から、漫画『ドラえもん』のラッピング列車の運行が始まった。

広深港高速鉄道で運行されているCRH380A形(香港鉄路所有車)。【撮影:草町義和】

広深港高速鉄道は中国の広州から深センを経て香港に至る約140kmの高速鉄道。中国国鉄と香港鉄路の列車が相互に乗り入れている。

香港鉄路が公表した写真によると、ラッピング列車はCRH380A形電車で香港鉄路所有のCRH380A-0251編成。車体や客室、窓、デッキに「ドラえもん」をデザインしたステッカーを貼り付けた。香港鉄路は8月1日時点で8月18日までの運行予定日時をウェブサイトで公表している。

「ドラえもん」のイラストで装飾されたCRH380A-0251編成。【画像:香港鉄路】
車内も「ドラえもん」のイラストで装飾されている。【画像:香港鉄路】

香港鉄路はこのほか、広深港高速鉄道の香港西九龍駅を「ドラえもん」のステッカーやモニュメントなどで装飾。香港内の都市鉄道である東鉄線や機場快線、軽鉄でもラッピング列車を運行している。

香港西九龍駅も「ドラえもん」のモニュメントなどで装飾された。【画像:香港鉄路】

『ドラえもん』をテーマにしたラッピング列車は日本では西武鉄道が運行。JR津軽海峡線でも車体を『ドラえもん』のキャラクターで装飾するなどした「ドラえもん海底列車」が運行されていたことがある。

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