小湊鉄道のキハ202が引退、貸切ツアーを実施 国鉄キハ20形ベースの気動車



小湊鉄道(千葉県)のキハ200形気動車のうち、最初期に製造されたキハ202が10月10日に定期運用を離脱することが決まった。同日、キハ205の貸切列車ツアーが行われる。

小湊鉄道のキハ200形。写真はキハ202と同型のキハ203。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

貸切列車ツアーは小湊鉄道線の五井~里見間を往復。里見駅で撮影時間を設ける。10月10日に2回実施し、受付時間は1回目が12時10分、2回目が17時30分になる。定員は各回25人で、料金は8000円。申込は小湊鉄道のウェブサイトで受け付けている。

キハ200形は1961年から1977年にかけ14両(キハ201~キハ214)が製造された、小湊鉄道線用の気動車。現在はキハ209を除く13両が運用されている。今回引退するキハ202は、キハ201とともに1961年に製造された。

キハ200形は国鉄キハ20形をベースにした設計だが、ヘッドライトの数など一部デザインが異なる。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

当時の国鉄線で導入が進んでいたキハ20系気動車のうち、車体の両側に運転台のあるキハ20形をベースに設計された。先頭部のヘッドライトは二つで、車内の座席をすべてロングシートにするなど、国鉄キハ20形とは設備が一部異なる。