東武鉄道N100系「2024年ブルーリボン賞」に 「多くのファクターが高水準」



鉄道趣味団体「鉄道友の会」は5月23日、第67回(2024年)のブルーリボン賞(最優秀車両)として東武鉄道の「N100系」を選定したと発表した。

ブルーリボン賞を受賞したN100系。【画像:鉄道友の会】

N100系は浅草と日光・鬼怒川エリアを結ぶ特急列車の新型車両。2023年7月にデビューした。同社の「フラッグシップ車両」と位置付けられ、100系特急型電車「スペーシア」の伝統を引き継ぐ形で「SPACIA X(スペーシアX)」の車両愛称が付けられた。伝統工芸品を連想させるデザインを採用したほか、7人用個室やカフェカウンター、電動リクライニングとバックシェル構造を採用したプレミアムシートを設置するなど豪華なサービス設備が特徴だ。

鉄道友の会は「フラッグシップ車両に相応しい存在感溢れる外観フォルム、現代トレンドと江戸・日光の歴史文化を融合させた秀逸なデザイン、多彩なバリエーションを誇る機能美に優れた客室設備、最新および実績のある機器類をバランスよく配し、安定した走行・運用を実現するなど、多くのファクターが高い水準でまとめられた車両」と評価した。

このほか、宇都宮ライトレールのHU300形電車と大阪メトロの400系電車をローレル賞(優秀車両)として選定した。

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