山陽電鉄・高砂市域の高架化検討が本格化へ 高砂駅南側の駅前整備も



兵庫県は山陽電気鉄道(山陽電鉄)本線・高砂市域の連続立体交差事業(連立事業)の検討を進めている。

連立事業を実施した場合の高砂駅南側の整備イメージ。【画像:高砂市】

兵庫県が6月にまとめた都市計画区域マスタープランによると、高砂市内の高砂町から伊保までの約2.7kmを事業区間とし、山陽電鉄本線の線路を連続的に立体化することが考えられている。

このうち高砂駅と荒井駅を含む約2.2kmを高架区間とし、高砂踏切や神鋼踏切、キッコーマン踏切など7カ所の踏切を解消するとみられる。

高砂市も高砂駅南側周辺整備基本計画を2月に策定。駅前広場を整備し、連立事業が実施される場合は駅のコンコース内に幅の広い南北自由通路を設け、実施されない場合は駅舎の橋上化か自由通路の整備を行うものとした。

連立事業の検討区間(赤)。【画像:国土地理院地図/加工:鉄道プレスネット編集部】

兵庫県は9月上旬、連立事業測量調査業務の指名競争入札を実施。高架化に向けた検討が本格化するとみられる。