鹿児島市電2140形のVVVF制御装置「更新」スタート



鹿児島市交通局は、鹿児島市電2140形電車のVVVF制御装置を更新する。2140形は2141号と2143号の2両あり、このうち2141号の制御装置が本年度2024年度中に更新されるとみられる。新しいVVVF制御装置はハイブリッドSiC素子使用の2レベルインバーター。

VVVF制御装置が更新される2140形の2141号。【画像:トム ブライアン/写真AC】

2140形は1991年製造の2110形3両と2120形2両、1992年製造の2130形2両とほぼ同じタイプの車両で、2140形は1994年の製造。車体は全長1万2400mm、全幅2470mm、高さ(パンタグラフ折りたたみ時)3750mmで、JR九州の鹿児島車両所が製造した。

VVVF制御更新前の2120形2122号。【撮影:草町義和】

制御装置は東洋電機製造が製造したGTOサイリスタ素子のVVVFインバーターだが、2022年以降、2110形・2120形・2130形のハイブリッドSiCのVVVF制御装置への更新が進められてきた。

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