愛知環状鉄道の運賃改定「認可」30~100円値上げ、実施は1年先



国土交通省の中部運輸局長は3月4日、愛知環状鉄道が申請していた鉄道事業の旅客運賃上限変更を認可した。これを受けて愛知環状鉄道は来年2025年春に運賃を値上げする。

愛知環状鉄道の列車。【撮影:草町義和】

全体の改定率は14.3%で、定期外は16.4%。普通旅客運賃は初乗り(1~3km)が現行180円のところ30円値上げの210円で、4~25kmの各距離帯は30~90円値上げする。25kmを超える各距離帯は一律100円の値上げに抑えた。

定期の改定率は11.2%で、このうち通勤定期旅客運賃は15.1%。大人1カ月の場合、1~3kmが1100円値上げの8370円、46kmは3970円値上げの4万60円になる。通学定期旅客運賃は改定率を通勤の3分の1程度(5%)に抑え、1カ月の場合は1~3kmで240円値上げの4920円、46kmでは1140円値上げの2万3930円とした。

改定後の普通旅客運賃(下)と定期旅客運賃(左上)。【画像:愛知環状鉄道】

愛知環状鉄道は昨年2023年12月に運賃改定を申請。同社は利用者数がコロナ禍前の水準には戻らないと見込んでおり、資材高騰などによる経費増大や今後の設備投資計画も受けて運賃の値上げを決めた。運賃の改定時期は1年先の2025年春の予定だが、実施日について愛知環状鉄道は決定次第案内するとしている。

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