京成電鉄は京成上野駅の開業90年に伴い、1月31日から記念切符「京成上野駅開業90周年記念乗車券」を発売する。
京成上野駅から850円区間と1050円区間の記念乗車券で、昔の京成上野駅や車両をデザイン。かつて「青電」と呼ばれた電車の行先表示板の写真がプリントされたマグネットシートが付く。大きさは記念乗車券が208×100mm、マグネットシートが60×70mmになる。
発売額は1900円で、京成上野駅など京成線の主要20駅で販売。1月31日から3月31日まで販売の予定だが数量限定で売り切れ次第終了する。
京成上野駅は1933年12月10日、上野公園駅として開業。本来は東京と筑波を結ぶ筑波高速度電気鉄道の上野駅として計画されたが、それまで東京都心からやや離れた押上駅をターミナルとしていた京成電気軌道(現在の京成電鉄)が同社を合併して整備し、都心への乗り入れを実現した。一方で筑波への鉄道整備は実現しなかった。
戦後の1953年、現在の駅名に改称。1970年代には成田空港アクセス特急「スカイライナー」の運行開始にあわせて大規模改良された。
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