京急バス「中国BYD」大型電気バスを横須賀市内の路線に初導入、初のフルフラット



京急バスは1月24日、大型電気バスを神奈川県横須賀市内の路線に導入すると発表した。3月上旬から運行を開始する予定。これに先立ち2月に披露式と先行試乗会を実施する。

京急バスが導入するBYDの大型電気バス。【画像:京急バス】

導入するのは中国・比亜迪汽車(BYD)の日本法人「BYDジャパン」の大型電気バス「K8(ケーエイト)」2台。京急バスとしては初めてのフルフラットバスで車内後方の段差をなくし、転倒防止や後方への移動のしやすさを図り、前方の混雑緩和を図る。

車体は京急バスの路線バスのカラーでデザインし、「電気プラグ」「笑顔」「電気コード」をイメージしたデザインを加える。車内の座席シートや床面はモノトーン柄を採用する。

フルフラットを採用したバス車内。【画像:京急バス】

衣笠営業所と追浜営業所にそれぞれ1台導入。横須賀市内で電気バスを路線バスとして運用するのは初めてという。大型電気バスの導入により二酸化炭素(CO2)を1台あたり年間約20t削減できる見込みで、地球環境負荷の低減を目指す。

披露式・先行試乗会は2月15日の11時から実施。横須賀市在住者を対象に参加者を募集しており、申し込みは京急バスのウェブサイトで受け付けている。募集期間は2月8日17時まで。

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