JR九州は7月28日、日田彦山線BRT(福岡県・大分県、BRTひこぼしライン)のバス車両とそのデザインが決まったと発表した。電気バスを含む計6台が導入される。
導入されるのは、いすゞ自動車製の中型ディーゼルバス「ERGAmio(エルガミオ)」2台と中国・比亜迪(BYD)製の小型電気バス4台。小型電気バスは災害時の非常用電源としての活用なども想定している。運転手を含む定員は中型ディーゼルバスが56人(座席28人)の予定で、小型電気バスは25人(座席17人)になる。いずれも低床ノンステップ仕様。
デザインはBRTひこぼしラインのロゴマークやBRT駅と同様、JR九州の社内で建築業務を行っているメンバーが担当した。外装は「おりひめの羽衣」をイメージし、色とりどりにきらめく地域の魅力を6色で表現。内装は「ひこぼし」を散りばめたオリジナルデザインのシートモケットを外装と同じ6色用意し、統一感を持たせた。床材は木目調だ。
BRTひこぼしラインは、2017年の水害で不通になっている日田彦山線・添田~夜明(久大本線の日田駅まで乗り入れ)の代替交通として導入されるバス高速輸送システム(BRT)。一部の区間は線路敷地を再整備したバス専用道を走る。2023年夏に開業の予定。
《関連記事》
・日田彦山線BRTの駅「鉄道の3倍」に 添田~日田、鉄道より25駅増
・長崎本線「上下分離区間」キハ47形リニューアル車は「有明海」 佐世保線も走行