羽田空港事故で京急「終列車繰り下げ」JR各社も引き続き新幹線・特急の臨時列車



羽田空港の航空機衝突事故による到着便の遅延を受け、同空港に乗り入れている京急電鉄は1月4日深夜から、通常の終列車より遅い時間帯に臨時列車を運行している。

京急空港線の羽田空港第1・第2ターミナル駅。【撮影:草町義和】

1月4・5日の深夜は、羽田空港第1・第2ターミナル駅を23時59分に発車する品川行き特急と0時20分発の品川行き特急、0時40分発の京急蒲田行き普通を増発。横浜方面へも、これらの列車に接続する臨時列車を設定し、京急蒲田駅を0時26分に発車する横浜行き快特と0時55分発の京急川崎行き特急を増発した。

1月6~8日の深夜は羽田空港第1・第2ターミナル23時57分発の品川行き特急と0時20分発の品川行き特急、京急蒲田0時34分発の横浜行き快特が運行される計画だ。

JR各社も引き続き羽田便の欠航に対応した臨時列車を運行している。JR北海道・JR東日本は北海道・東北新幹線で新函館北斗18時14分→東京22時40分の「はやて544号」を1月8日まで運行する計画。JR北海道は函館11時26分→札幌15時40分の臨時特急も1月6日に運行する。JR東海は1月6・7日、東海道新幹線で臨時「のぞみ307号」(東京8時24分→新大阪10時54分)を運行する計画だ。

札幌~函館の特急列車。【画像:まこりげ/写真AC】

羽田空港は1月2日の事故後に全滑走路を閉鎖。その日の夜に再開したが、事故があったC滑走路はいまも閉鎖されており、欠航や遅延が続いている。C滑走路は1月8日に再開予定だが事故発生時に地上施設が損傷しており、完全な復旧には1カ月程度かかるとみられる。

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