西武鉄道の横瀬車両基地公開イベント、今年は事前申込制で開催



西武鉄道は11月8日、横瀬車両基地(埼玉県横瀬町、横瀬駅から徒歩約7分)の一般公開イベント「Laview(ラビュー)ブルーリボン賞受賞記念 車両基地まつり in 横瀬」を開催する。開催時間は午前の部が10時~11時30分、午後の部が12時~13時30分。

横瀬車両基地の一般公開イベントのイメージ。今回は初代「レッドアロー」(左)と「ラビュー」(右)を並べて展示する撮影コーナーを設ける。【撮影:未来鉄道データベース運営部(K)】

鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞した、5000系特急型電車の初代「レッドアロー」(1970年受賞)の保存車両と、新型の001系特急型電車「ラビュー」(2020年受賞)を並べた撮影コーナーを設ける。ほかにも保存車両の展示、保線作業の実演、鉄道部品や鉄道グッズの販売などを行う。来場者には「池袋線レッドアロー号ラストランプロモーション」クリアファイルをプレゼントする。

かつて西武線で使われていた電車のモハ505(のちのクモハ355)。横瀬車両基地で静態保存されている。【撮影:未来鉄道データベース運営部(K)】

当日は西武池袋線・西武秩父線の飯能~西武秩父間で、イベント開催時間にあわせて臨時特急列車を運転する。運転時刻と本数は、下り飯能発が9時53分と11時50分の2本、上り西武秩父発が10時53分・11時38分・12時53分・13時47分の4本。いずれも10月20日9時から特急券を発売する。

臨時特急の車両は「ラビュー」(上り2本)と、10000系特急型電車「ニューレッドアロー(NRA)」のうち初代「レッドアロー」の車体塗装を再現した第10105編成「レッドアロー・クラシック」(上下各2本)を使用する。

10000系「レッドアロー・クラシック」。【画像:西武鉄道】

前年の「車両基地まつり」と異なり、今回は完全事前申込制・時間入替制で行われる。参加に際しては、西武線アプリで事前に配布する「電子入場券」か「鉄道部品販売電子入場券」が必要。午前・午後の各部1000枚が配布される。配布開始日時は10月19日の10時。

横瀬車両基地の一般公開イベントは毎年11月頃に行われている。今年2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、各地の鉄道イベントが中止されたり、ネット上でのオンラインイベントに変更して実施されたりしているが、西武鉄道は事前申込制・時間入替制で開催することにした。