大阪港トランスポートシステム(OTS)と大阪メトロは12月、「夢洲駅探検ウォーク」と題したイベントを開催する。大阪・関西万博の会場最寄駅になる夢洲駅を開業に先立ち見学できる。

開催日時は12月8日の9時25分~16時55分で、9回に分けて開催。ニュートラムの中ふ頭駅近くにある車両基地(南港検車場)に集合してシャトルバスで夢洲駅に向かい、同駅構内を見学する。夢洲駅の改札階やホーム階に加え、開業後は立ち入ることができない線路を歩く。全体の所要時間は1回につき1時間45分程度。このうち40分を夢洲駅の構内見学にあてる。
参加できるのは小学生以上で、小学生は保護者の同伴(保護者一人につき小学生二人まで)が必要。1回50人、合計450人を募集している。参加費は無料。応募は「夢洲駅探検ウォーク」特設ウェブサイトで受け付けている。締切は11月8日23時59分。当選結果は11月13日以降、電子メールで通知する。

夢洲駅は大阪・関西万博の会場になる人工島「夢洲」の駅。OTSが管理するコスモスクエア~夢洲3.2kmの鉄道新線「北港テクノポート線(南ルート)」の終点駅だが、大阪メトロが中央線の延伸区間として列車を運行する。開業日は来年2025年1月19日の予定。万博の準備を行う関係者を輸送するため、万博の開幕(4月13日)より3カ月ほど早く開業する。
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