横浜市営地下鉄「こども無料」開業50周年記念、特設サイトで「無料券」ダウンロード



横浜市交通局は横浜市営地下鉄の開業50周年を記念し、12月17日に「こども無料デー」を実施する。

ブルーラインの3000V形(左)と4000形(右)。【撮影:草町義和】

12歳未満の小児に限り12月17日は市営地下鉄の全線を無料で自由に乗り降りできる。利用に際しては「無料1日乗車券」が必要。交通局が50周年記念の特設ウェブサイトで公開している無料1日乗車券のPDFファイルをダウンロードし、スマートフォンやタブレットの画面に表示するか印刷して提示すれば利用できる。各駅でも12月17日に限り無料1日乗車券を配布。駅での配布では係員が年齢などを確認する場合がある。

横浜市電保存館でも12月17日に限り、無料1日乗車券を所持している小児の入館料を無料にする。先着順・数量限定のプレゼントも配布する。

ほかにも記念グッズとして、50周年記念のオリジナルフレーム切手が12月8日から横浜市内や藤沢市内の一部の郵便局で発売中。開業当時から2006年まで使用していた切符用紙を使った乗車券が12月16日から一部の駅で発売される。また、崎陽軒がコラボ企画として50周年記念の「横濱パイナップルケーキ 黒糖」を12月16日から発売する。

グリーンラインの10000形。【撮影:草町義和】

横浜市営地下鉄は50年前の1972年12月16日、現在のブルーライン・伊勢佐木長者町~上大岡5.2kmが開業した。今年2022年12月15日時点ではブルーライン・あざみ野~湘南台40.4kmとグリーンライン・日吉~中山13.0kmの合計53.4km。1日の利用者数はコロナ禍前の2019年度で66万人、コロナ禍の2021年度は53万人に及ぶ。

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