1月2日に羽田空港で発生した航空機衝突事故による航空便の欠航を受け、JR各社は混雑が見込まれるとして臨時列車を増発している。
JR東海は事故発生直後の1月2日夜、東海道新幹線・東京~新大阪で上下各1本の臨時「のぞみ」を設定。翌1月3日は東京発9~12時台に新大阪行き下り臨時「のぞみ」4本を設定した。1月4日も東京18時09分→新大阪20時36分の「のぞみ931号」と東京19時24分→新大阪21時54分の「のぞみ949号」の下り2本が設定された。1月5日は東京発10・11・18時台に東京→新大阪の下り「のぞみ」3本が運行される予定だ。
東北・北海道新幹線では1月3日、JR東日本・JR北海道が新函館駅を19時04分に発車する東京行き上り臨時「はやて546号」を設定。JR北海道は「はやて546号」に接続する在来線特急として札幌発15時台の函館行き臨時特急(列車名なし)も設定した。1月4日は「はやて546号」と札幌→函館の臨時特急を1月3日とほぼ同時刻で設定したのに加え、函館11時26分→札幌15時40分の臨時特急も設定した。
北陸新幹線ではJR東日本とJR西日本が1月3日、金沢19時38分発の東京行き上り臨時「はくたか696号」を設定。1月4日も設定された。JR西日本は山陽新幹線でも1月3日、博多13時51分発の新大阪行き上り臨時「ひかり692号」を設定。1月4日も同時刻で設定されている。
各新幹線の臨時列車は普通車を全車自由席として運行。札幌~函館の臨時特急は普通車自由席のみの運行となっている。
羽田空港は1月2日夕方の事故を受け滑走路が閉鎖。同日21時30分にA・B・Dの3滑走路の使用を再開したが、事故が起きたC滑走路は閉鎖が続いている。この影響で1月3日は日本航空・全日本空輸の大手2社だけでも200便以上が欠航。1月4日も一部の便の欠航が続いている。
《関連記事》
・羽田空港事故の欠航で東海道新幹線「臨時列車」関鉄も茨城ダイバートに対応
・東海道・山陽新幹線「のぞみ」20年ぶり「全車指定席」に 利用者が多い時期限定