西武池袋線の特急「ラビュー」統一、池袋発着の秩父鉄道直通が消滅 3月ダイヤ改正



西武鉄道は1月29日、ダイヤ改正を3月14日に実施すると発表した。新型の001系特急型電車「Laview(ラビュー)」で運転する特急列車を増やすほか、土曜・休日の秩父鉄道直通列車の運転区間の見直しなどを行う。

新型の特急電車「ラビュー」。【撮影:未来鉄道データベース運営部(K)】

池袋線・西武秩父線で運転されている特急列車はすべて「ラビュー」に置き換わり、池袋→西武秩父間の最短所要時間がいまより1分短い77分になる。

西武池袋線方面と東京メトロ有楽町線・副都心線方面を直通している有料座席指定列車「S-TRAIN(Sトレイン)」は、平日下り夕夜間の豊洲→所沢間の列車を小手指行きに変更して運転区間を拡大。練馬・西所沢・小手指の3駅を降車専用駅に追加する。

西武有楽町線は日中時間帯に毎時上下2本ずつ増発。日中時間帯の快速急行(Fライナー含む)は新桜台駅を通過駅に変更する。池袋線では線路改良工事の完了などを受け、所要時間を短縮。最短所要時間は池袋→石神井公園間が8分、池袋~所沢間が最短21分になる。

土曜・休日の朝夕に運転されている池袋発着の秩父鉄道方面への直通列車は、西武線側の発着駅を池袋駅から飯能駅に変更する。これにより池袋駅から秩父鉄道方面への直通列車がなくなり、飯能駅で池袋~飯能間の急行と秩父鉄道直通列車の接続を図る。

新宿線では、土曜・休日の日中に下り本川越行き快速急行を2本運転。利用状況にあわせた運転本数の削減なども行う。多摩湖線では日中時間帯に国分寺~西武遊園地間を直通する列車を20分間隔で運転。東村山駅では日中時間帯の国分寺線と西武園線の乗車ホームを統一する。

池袋駅から秩父鉄道に直通する列車はなくなる。【撮影:草町義和】
かつて秩父鉄道に乗り入れていたことがある西武101系。【撮影:草町義和】