東京メトロ年末年始「全線」で終夜運転 銀座線の一部2年ぶり実施、減便や直通中止も



2年ぶりに終夜運転の列車が発着する東京メトロ銀座線の渋谷駅。【撮影:草町義和】

東京地下鉄(東京メトロ)は11月30日、今年2020年12月31日~来年2021年1月1日にかけ全線で終夜運転を実施すると発表した。例年より運転本数を減らし、他社線との直通運転も一部を除き行わない。

例年より減便されるのは銀座線と丸ノ内線。運転間隔は銀座線で浅草~上野間が約10分、上野~溜池山容~渋谷間が約30分になる。前年度は浅草~上野間が約7分間隔、上野~溜池山王間が約15分間隔だった。溜池山王~渋谷間は渋谷駅の大規模改良工事で終夜運転が行われなかったため、2年ぶりの終夜運転の実施になる。

これ以外の路線は、前年度と同じ約30分間隔で運転。他社線への直通運転は、千代田線~JR線と千代田線~小田急線(北千住3時55分発の片瀬江ノ島行き臨時特急「メトロニューイヤー号」のみ)、南北線~埼玉高速鉄道線に限られる。前年度に実施された副都心線~東急線~みなとみらい線と半蔵門線~東急線の終夜運転は行われない。

12月30日~1月3日の5日間は、平日も含め土曜・休日ダイヤで運行される。

東京メトロは今後の新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、終夜運転を中止する場合があるとしている。