北海道を走った昔の車両を国鉄型「キハ40」で再現 JR北海道が復活塗色を公募



JR北海道は11月29日、気動車のキハ40系キハ40形を使って、かつて北海道の国鉄・JR線を走った車両の塗色を復活させると発表した。記念入場券の購入者に複数の塗色案のなかから一つを選んでもらい、最多得票の塗色を復活させる。

塗色案のイメージ。【画像:JR北海道】

復活させる塗色は「キハ82 特急気動車風」「キハ56 急行気動車風」「キハ22 一般型気動車風」「キハ183 特急気動車(新特急色)風」「キハ27 快速ミッドナイト風」「キハ400 宗谷線急行気動車風」の6案。

JR北海道は12月4日から、主な駅でキハ40形の写真をデザインした「北の40(ヨンマル) 記念入場券」(大人用200円のみ)を主な駅で発売する予定。この入場券に付いている応募券を3駅分集めて郵便はがきに貼り、復活を希望する塗色を応募する。締切は2020年3月31日消印分まで。

JR北海道は2020年秋以降、キハ40形1両を最多得票となった塗色に塗り替えて運行するとしている。

JR北海道のキハ40形。【撮影:2017年10月、草町義和】

キハ40系は、1977年から1982年にかけて製造された国鉄の普通列車用の気動車。運転台が車体の両側に付いているキハ40形と片方だけ付いているキハ47形とキハ48形がある。JR北海道は現在、キハ40形のみ150両を保有。老朽化のため、新型の電気式気動車のH100形が開発され、キハ40形を置き換えることが計画されている。