東急大井町線「新型車両」導入へ 9000系など置き換えか



東急電鉄は1月7日、大井町線に新型車両を導入する方針を明らかにした。同社が同日発表した運賃値上げに関する説明資料で触れた。

東急大井町線の9000系。【撮影:草町義和】

東急電鉄が公表した運賃値上げに関する補足説明資料では、「田園都市線に続き、大井町線で新型車両への置き換えを実施」するとしている。田園都市線では新型車両2020系の導入に伴い、8500系が順次引退。2022年度中には車両の更新が完了する予定だ。

大井町線では現在、9000系75両(5両編成15本)と9020系15両(5両編成3本)、6000系42両(7両編成6本)、6020系14両(7両編成2本)が運用されている。7両編成は急行用で、一部の列車では座席指定車「Qシート」を連結している。

5両編成の9000系は1986~1991年に製造された通勤電車。9020系は1992~1993年に製造された2000系の改造車だ。製造時期から30年前後が過ぎており、これらが新型車両に置き換えられるとみられる。

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