京成電鉄のバリアフリー料金加算「2024年3月16日」成田スカイアクセスは対象外



京成電鉄は11月30日、鉄道駅バリアフリー料金の収受開始日を来年2024年3月16日に決めたと発表した。一部の路線を除き運賃にバリアフリー料金を加算し、ホームドアなどバリアフリー設備の整備に充てる。

京成本線の列車。【撮影:草町義和】

加算対象路線は京成本線・押上線・金町線・千葉線・千原線・東成田線。成田スカイアクセス線は普通旅客運賃・定期旅客運賃ともに対象外で加算せず、実質据え置く。

普通旅客運賃の加算額はICカード・切符ともに10円。千原線を除く対象路線は初乗り運賃(1~3km)が現行でICカード136円・切符140円のところ、バリアフリー料金加算後はICカード146円・切符150円に実質値上げされる。千原線の初乗り運賃は現行ICカード189円・切符190円のところICカード199円・切符200円になる。定期旅客運賃は通勤定期で1カ月600円、3カ月1710円、6カ月3240円を加算。通学定期は加算しない。

成田スカイアクセス線はバリアフリー料金を加算しない.【撮影:草町義和】

京成電鉄は今年2023年9月にバリアフリー料金の設定とバリアフリー設備の整備・徴収計画を国土交通省の関東運輸局長に届け出ていたが、収受開始日は発表していなかった。京成電鉄は「ホームドアをはじめとしたバリアフリー設備の整備を推進することで、すべてのお客様へ更に安全・安心・快適にご利用いただける鉄道を目指します」としている。

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