JR東日本は4月24日、成田国際空港(成田空港)アクセス特急「成田エクスプレス」について、5月中の運転を一部取りやめると発表した。6月に運転予定の分も指定席の発売を見合わせる。
運休が決まったのは、5月1~29日の成田空港着9~18時台の19本と成田空港発9~16・18・19時台の17本。おおむね朝夕の列車は運転を継続するが、一部は運転区間を短縮したり、車両を減らしたりする。
5月30・31日は渋谷駅の線路切替工事に伴い運転計画が大幅に変わるため、すべての「成田エクスプレス」の指定席発売を見合わせる。6月1~30日は運転を継続する列車を除き、指定席の発売を見合わせる。
これにより「成田エクスプレス」は東京~成田空港間で54本中37本が運休。大船・横浜方面~東京間も34本中18本、池袋・新宿方面~東京間が52本中39本が、それぞれ運休する。
JR東日本は「成田エクスプレス」の運休について、新型コロナウイルスの影響による海外渡航需要の減少で利用者が大幅に減っているためとしている。一方、成田空港駅を発着する快速・普通列車は、全列車が通常通り運転する計画だ。