LINEヤフーの乗換案内アプリ『Yahoo!乗換案内』のiOS版で提供しているサービス「トレインキャスト」に、列車の「表定速度」などを表示する機能が追加された。
トレインキャストは列車の位置を確認できるサービス。列車のアイコンが所定ダイヤにあわせて地図上の鉄道路線を動く。
今回の機能追加では、列車アイコンをタップすると次駅までの距離や駅間平均速度が表示されるように。列車の詳細画面(列車カード)では、その列車の表定速度や所要時間を表示し、列車がどれくらい進んだのか色付きのバーで確認できるインジケーターも追加した。
LINEヤフーはこの機能を使い、2023年12月21日時点の新幹線と有料列車の表定速度ランキングを作成して公表した。それによると、新幹線の1位は東北新幹線「はやぶさ6号」(盛岡7時38分→東京9時47分、231km/h)。有料列車の1位は特急「サンダーバード37号」(大阪17時42分発→金沢20時13分、108km/h)という。
表定速度は途中駅の停車時間も加えた運転時間で走行距離を割って得た速度のこと。列車は常に最高速度で走っているわけではなくカーブや勾配で減速するほか、途中駅での停車で0km/hになることもあり、実質的な移動速度を示すのに表定速度が用いられる。東海道・山陽新幹線「のぞみ」の営業最高速度は300km/h(東海道新幹線では285km/h)だが、表定速度は224km/hになる。
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