JR九州「嬉野温泉」に温泉宿泊施設 全室「かけ流し」西九州新幹線との相乗効果狙う



嬉野市内に整備されるJR九州の温泉宿泊施設のイメージ。【画像:JR九州】

JR九州は8月26日、佐賀県嬉野市内に土地を購入し、温泉宿泊施設を開発すると発表した。来年2022年秋頃に開業する西九州新幹線の沿線開発を図る。

同社は7月に旅館「神泉閣」跡地を購入。源泉2カ所を含む。敷地面積は9565.36平方m。嬉野温泉バスセンターから徒歩3分、西九州新幹線の嬉野温泉駅からは車で5分程度かかる場所だ。

温泉宿泊施設の位置。【画像:JR九州】

JR九州によると、この物件には豊富な湯量を持つ源泉が存在しているという。全室100%源泉かけ流し風呂付きの施設を整備して西九州新幹線との相乗効果を図り、「嬉野の大きな魅力である『温泉』と『お茶』をコンセプトにした宿泊施設の開発計画」を策定するとしている。

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