京急大師線・大師橋駅の新駅舎「2023年12月23日」使用開始 「長十郎」イメージ



川崎市と京急電鉄は12月12日、京急大師線・大師橋駅に整備した新しい駅舎を12月23日の始発から使用開始すると発表した。

地上に線路があったころの産業道路駅(現在の大師橋駅)。【画像:川崎市・京急電鉄】

新駅舎は改札内のスペースを拡大したほか、エレベーターやエスカレーター、多機能トイレを設置してバリアフリー化を図った。防水シャッターや防災管理室なども設置し、災害に強い鉄道施設として整備したという。新駅舎の使用開始後は仮設駅舎の撤去や外構工事などが進められる計画だ。

仮駅舎と新駅舎の構内図。【画像:川崎市・京急電鉄】

新駅舎はナシの花をイメージした白を基調にデザインした。大師橋駅がナシの品種「長十郎」発祥の地である旧・大師河原村の地域にあることにちなんでいる。

大師橋駅の新駅舎のイメージ。【画像:京急電鉄】
現在の大師橋駅(2023年12月8日)。【画像:川崎市・京急電鉄】

大師橋駅は1944年、神奈川県道6号(産業道路)の踏切のそばに産業道路駅として開業。2019年3月には京急大師線の連続立体交差事業によりホームが地下化され、地上の線路跡地で新駅舎の工事が進められていた。2020年3月、現在の駅名に改称されている。

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