京阪電鉄の石清水八幡宮参道ケーブル値上げ申請 交通系ICカードに対応へ



京阪電気鉄道(京阪電鉄)は4月13日、京都府八幡市内の鋼索線(石清水八幡宮参道ケーブル、旧・男山ケーブル)の旅客運賃変更認可を国土交通省の近畿運輸局長に申請した。認可された場合、6月1日に値上げする。

京阪電鉄の参道ケーブル。【画像:乗りテツねっと/写真AC】

改定率は50%で、普通旅客運賃はいまより100円高い300円に。定期運賃も値上げされ、通勤1カ月の場合でいまより1800円高い5400円、通勤6カ月の場合は9720円値上げの2万9160円になる。

石清水八幡宮参道ケーブルは、京阪本線の石清水八幡宮駅に隣接するケーブル八幡宮口駅と、石清水八幡宮の最寄り駅となるケーブル八幡宮山上駅を結ぶ0.4kmのケーブルカー。京阪電鉄によると、輸送人員は1978年の69万1000人をピークに減少しており、2018年度はほぼ半分の35万6000人まで落ち込んでいる。

その一方、自動改札機の更新や老朽化に伴う主要機器の更新、車両のリニューアルなどを行っており、本年度2020年度には交通系ICカードへの対応も行う予定。各施策の費用が増大しているとして、運賃の値上げを申請したとしている。