ことでん新駅「伏石駅」11月28日開業へ 高松東バイパスとの交差部、将来は乗換拠点に



高松琴平電気鉄道(ことでん)は11月6日、琴平線の三条~太田間で工事を進めてきた伏石駅を、11月28日に開業すると発表した。

伏石駅のイメージ。【画像:ことでん】

国道11号高松東バイパスと立体交差する部分に建設された、相対式ホーム2面2線の高架駅。駅の南北に出入口が設けられる。隣接する三条駅と太田駅からの距離は、それぞれ1.1~1.2km程度。所要時間と運賃は、高松築港駅からが12分で250円、瓦町駅からは8分・190円になる。

同駅を含む三条~太田間は単線だったが、11月1日に複線に切り替えられた。

鉄道や路線バスの乗換拠点と位置づけられており、バスロータリーなどを備えた駅前広場も整備される。11月28日の段階では「第1期開業」とし、伏石駅の南口や駅前広場は工事中のため利用できない。

伏石駅の外観イメージ。【画像:ことでん】

琴平線では栗林公園~三条~太田~仏生山間で複線化事業が計画され、このうち伏石駅の設置場所を含む三条~太田間が11月1日、複線に切り替えられた。太田~仏生山間にも新駅の整備計画があり、こちらは太田駅から450mほど仏生山寄りの香川県道太田上町志度線と交差する部分に設置することが想定されている。

ことでん琴平線と伏石駅の位置。太田~仏生山間にも新駅の計画がある。【画像:国土地理院地図/加工:鉄道プレスネット編集部】