JR九州「回数券」6月限りで発売終了 一部区間の発売は継続



JR九州の鹿児島本線を走る普通列車。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

JR九州は4月20日、普通回数乗車券(回数券)について、一部の区間を除いて発売を終了すると発表した。

JR九州の線内で完結する区間の回数券が6月30日限りで発売を終了する。ただし下関発着の回数券は9月30日に発売を終了する。発売終了までに購入した回数券は有効期間が満了するまで利用できる。また、JR西日本線にまたがる区間の回数券は引き続き発売される。

回数券は営業距離が200km以内の区間で発売されている11枚つづりの乗車券で、普通列車の普通車自由席が利用可能。発売額は片道普通運賃の10倍。有効期間は3カ月だ。JR九州は「新型コロナウイルス感染症によるお客さまの減少及び弊社を取り巻く経営環境の変化」を受けて発売を終了するとしている。

このほか、同社のICカード「SUGOCA」(スゴカ)の利用で運賃の1%分のポイントがたまるサービスも6月30日の最終列車をもって終了する。