JR東日本「駅そばロボ」3月から本格導入 性能は「前回の3倍」



JR東日本スタートアップとコネクテッドロボティクスはJR東日本フーズと協力し、「駅そばロボット」を本格導入する。まず3月10日、京葉線・海浜幕張駅(千葉市美浜区)の駅そば店「そばいち ペリエ海浜幕張店」に導入する計画だ。

海浜幕張駅の駅そば店に導入される「駅そばロボット」。【画像:JR東日本スタートアップ】

2本のアームで構成されるロボット。1本目のロボットアームが生そばを番重から取り出してテボ(茹でザル)へ投入し、その後、2本目のロボットアームで茹でる、洗う、締めるという一連の調理作業を行う。1時間あたりの生産量は150食。

「駅そばロボット」は昨年2019年、中央線・東小金井駅(東京都小金井市)の「そばいち nonowa東小金井店」で実証実験を実施。このときの実験結果を元に改良を加えた。ロボットアームの本数を2本とすることで生産能力が前回の3倍以上に向上し、店舗全体の約12時間分程度、従業員約一人分以上の作業量を代替できるという。

JR東日本スタートアップなどは「コロナ禍では非接触ニーズの高まりもあり、ロボット調理の重要性は広がっております」としており、JR東日本フーズが運営する駅そば店舗のうち30店に2026年までに導入することを目指す。