ディズニーリゾートラインに開業後初の新型車両 東京ディズニーリゾートのモノレール



舞浜リゾートラインは9月25日、同社が運営するディズニーリゾートラインに新型車両「リゾートライナー(Type C)」を導入すると発表した。

ディズニーリゾートラインに導入される新型車両のイメージ。【画像:舞浜リゾートライン】

外観は現在運行されている車両のアクセントカラーを踏襲するが、2色のグラデーションに変更することで「やわらかく揺らめく波」を表現する。ミッキーマウスをかたどった窓は、現在の車両より大きくなる。

新型車両の車内のイメージ。【画像:舞浜リゾートライン】

車内の空間は高さと幅を拡大。座席はロングシートになる。各車両にフリースペースを設け、特に3両目と4両目は「ワイドフリースペース」を設置してバリアフリー設備を充実させる。

先頭車両の展望席はベビーカーや車いすの利用者にも楽しめるシート形状に。ミッキーマウスをかたどったつり革は高さを3段階にする。また、室内照明をLEDに変更して間接照明にすることで「やさしさやあたたかさが感じられる室内空間」にするという。

新型車両は窓やフリースペースが現在の車両より大きくなる。【画像:舞浜リゾートライン】

新型車両の導入による総投資額(信号設備などの更新を含む)は約125億円。2024年度末までに30両(6両編成5本)が導入される計画で、まず6両編成1本が2020年春に運行を開始する予定だ。

ディズニーリゾートラインは、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーで構成されるテーマパーク「東京ディズニーリゾート」(千葉県浦安市)の各施設を結ぶモノレール。2001年の開業時に導入された車両が現在も使われており、開業後に新型車両が導入されるのはこれが初めてになる。

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