関東鉄道常総線キハ310「運行期間延長」ヘッドマークなし「そのままの姿楽しんで」



関東鉄道は7月をもって引退する常総線のキハ310形気動車(キハ315+キハ316)について、定期列車での運行期間の延長を決めた。当初は7月2日までの予定だったが、「第2弾」として7月4~12日も定期列車で運用する。

キハ310形のキハ315+キハ316。【画像:まとしか5623/wikimedia.org/CC BY-SA 4.0】

キハ315+キハ316で運行される予定の定期列車は次の通り。

●平日
水海道6時35分発→取手7時06分着
取手7時15分発→水海道7時48分着
水海道7時52分発→取手8時24分着
取手8時36分発→水海道9時08分着
※月曜日は車両整備・清掃のため運行しない

●土曜・休日
水海道15時43分発→取手16時14分着
取手16時20分発→水海道16時52分着
水海道17時04分発→取手17時36分着
取手17時54分発→水海道18時26分着
水海道18時31分発→取手19時03分着
取手19時10分発→水海道19時42分着

キハ310形は常総線の一部複線化による輸送力増強にあわせ、1977年から1979年にかけ8両(2両編成4本)が製造された。1996年以降、新型気動車の導入に伴い順次引退。最後に残ったキハ315+キハ316の2両も今年2023年7月をもって引退することになった。

定期列車での運用は7月2日までの予定だったが、関東鉄道は多くの客から要望をいただいたとして運行期間の延長を決めた。7月2日までの運行では引退記念のヘッドマークを掲出したが、7月4~12日の運行ではヘッドマークを掲出しない。関東鉄道は「車両そのままの姿をお楽しみ下さい」としている。

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