JR西日本「乗り放題」フリー切符ようやく発売へ特急OK、指定席「条件付き」OK

JR西日本は10月4日、同社の鉄道路線が乗り放題のフリー切符「JR西日本どこでもきっぷ」「JR西日本関西どこでもきっぷ」などを発売すると発表した。

●JR西日本どこでもきっぷ

JR西日本全線と智頭急行線全線の自由席、JR西日本宮島フェリーが乗り放題。新幹線と在来線特急が利用できるほか、普通車指定席も6回までの条件付きだが利用可能だ。IRいしかわ鉄道線・金沢～津幡間とあいの風とやま鉄道線・富山～高岡間も、JR西日本線へ通過利用する場合に限り利用できる。

発売額は2日間用が1万8000円、3日間用が2万2000円。子供はそれぞれ半額だが、子供用のみの発売・利用はできない。

利用できる期間は10月15日～12月26日で、発売期間は2日間用が10月8日～12月18日、3日間用は10月8日～12月17日。利用開始日の1カ月前10時から7日前まで発売される。JR西日本のネット予約サービス「e5489」や、JR西日本・JR九州（福岡県・佐賀県内）管内のおもな旅行会社で発売。2日間用は旅行会社でのみ発売される。

●JR西日本関西どこでもきっぷ

近畿7府県と福井県・岡山県・鳥取県の一部のJR西日本線、智頭急行線全線の自由席が乗り放題。普通車指定席も6回まで利用できる。

利用できる期間は10月15日～12月26日、発売期間は10月8日～12月18日。利用開始日の1カ月前から7日前まで発売される。2日間用のみの設定で発売額は1万円。子供は半額だが、子供用のみの発売・利用はできない。発売場所は「JR西日本どこでもきっぷ」と同じ。

このほか、50歳以上の人に限り旅行会社限定で発売されるグリーン車用「西なびグリーンパス」も設定される。

「JR西日本どこでもきっぷ」「JR西日本関西どこでもきっぷ」「西なびグリーンパス」の設定は4月に発表され、当初は4～6月の期間中に利用できるフリー切符として発売される計画だった。しかし「新型コロナウィルス感染症の感染急拡大やまん延防止等重点措置の適用エリアの拡大」（JR西日本）を受け、発売が見合わせられていた。