青森の「横浜駅」地元自治体に駅舎譲渡、交流施設にリニューアル



JR東日本の盛岡支社は12月20日、大湊線・陸奥横浜駅の駅舎を青森県横浜町に12月25日付けで譲渡すると発表した。横浜町は町の交流施設として駅舎をリニューアルする。

大湊線の陸奥横浜駅。【画像東日本東日本】

JR東日本が横浜町に譲渡するのは床面積72平方mの木造平屋建て駅舎。横浜町は12月以降にリニューアル工事を開始する。待合室に冷暖房設備と監視カメラを設置するほか、旧事務室を交流施設として内装工事や冷暖房設備などの設置を行う。工事期間は来年2024年3月ごろまでの予定。

陸奥横浜駅は1921年に開業。1日の乗車人員は2001年度で115人だったが、2004年度以降は100人を割り込み、2019年度は67人に減少している。2021年3月に駅員が終日常駐しない無人駅になった。盛岡支社と横浜町は2021年秋ごろから駅舎の今後の維持方策や活用方法について協議。その結果、横浜町が駅舎を保有して同町の施設として活用することが決まった。

リニューアル工事は盛岡支社の実施分と横浜町の実施分に分けられ、まず盛岡支社が今年2023年4月からリニューアル工事を実施。この工事の完成にあわせて横浜町が駅舎を譲り受け、続いて横浜町がリニューアル工事を行う。

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