さいたま鉄道博物館が入館料改定、一般「値上げ」障害者など「値下げ」



鉄道博物館(さいたま市)は11月29日、入館料を来年2024年4月1日に改定すると発表した。一般料金を値上げする一方、小中高生や幼児は値下げ。障害者割引も値下げする。

鉄道博物館で展示保存されている寝台車のナハネフ22形。【撮影:草町義和】

現在の入館料は当日料金で一般1330円・小中高生620円・幼児(3歳以上未就学児)310円。改定後は一般が270円値上げの1600円になるのに対し、小中高生は20円値下げの600円、幼児は10円値下げの300円に変わる。前売り料金は現在と同じ当日料金の100円引きで、一般1500円・小中高生500円・幼児200円に改定される。

障害者割引は当日料金の約2割引から半額に改定。現在は一般1060円・小中高生490円・幼児160円だが、改定後は一般が260円値下げの800円、小中高生が190円値下げの300円、幼児が10円値下げの150円になる。

鉄道博物館で展示保存されている1号機関車。【撮影:草町義和】

団体料金(20人以上)や企画券も一般は値上げして小中高生は値下げする。「てっぱく年間パスポート」の場合、一般は1100円値上げの6200円なのに対し、小中高生は50円値下げの2500円。幼児は20円値下げの1000円になる。

体験プログラムの料金はほぼ値上げ。「E5シミュレータ」「D51シミュレータ」などは現在510円のところ90円値上げの600円になる。ただし「ミニはやぶさ号(1名)」は10円値下げの200円になる。

※誤記を修正しました。(2023年12月4日12時33分)

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