久大本線の新観光列車「運行時刻と停車駅」決定 長めの停車「おもてなし駅」を設定



JR九州は11月30日、久大本線の新しい観光列車、特急「かんぱち・いちろく」の停車駅や運行時刻を発表した。来年2024年春から運行を開始する。

「かんぱち・いちろく」用に改造される肥薩線の特急「いさぶろう・しんぺい」のキハ47形。【画像:忍者くん/写真AC】

毎週月・水・土曜は博多発→別府行きの「かんぱち」、火・金・日曜は別府発→博多行きの「いちろく」が運行される。一部の駅は「おもてなし駅」と位置付けて停車時間を長めにとり、地元の住民や企業によるおもてなしが行われる。

停車駅(「★」はおもてなし駅)と時刻は次の通り。

●かんぱち
博多12時19分ごろ発→★田主丸13時22分ごろ~約12分程度停車→★恵良14時52分ごろ~約16分程度停車→由布院15時41分ごろ着→大分16時39分ごろ着→別府16時59分ごろ着

●いちろく
別府11時00分ごろ発→大分11時22分ごろ発→由布院12時27分ごろ発→★天ケ瀬13時17分ごろ~約9分程度停車→★うきは13時58分ごろ~約20分程度停車→久留米14時57分ごろ着→博多15時47分ごろ着

「かんぱち・いそろく」の運行区間(赤はおもてなし駅)。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】

「かんぱち・いちろく」は、肥薩線の特急「いさぶろう・しんぺい」で運用していたキハ47形気動車の2両とキハ125形気動車1両を改造した3両編成の専用車両を使用。全席グリーン席で中間の2号車はビュッフェになる。

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