京葉線・新習志野~海浜幕張間の「幕張新駅」工事に着手 2023年開業へ



JR東日本の千葉支社は5月15日、京葉線・新習志野~海浜幕張間に設ける新駅(仮称・幕張新駅、千葉市美浜区)の工事に着手すると発表した。2023年の開業を目指す。

京葉線の幕張新駅の予定地。【画像:JR東日本】

幕張新駅は新習志野駅から約1.7km、海浜幕張駅から約1.7kmの地点に設置。近くにはショッピングセンターのイオンモール幕張新都心や、京葉線の車両基地の京葉車両センターがある。

ホームは10両編成に対応した2面2線の構造、駅本屋は鉄骨造りの1階建てになる。今年2020年5月から作業ヤードの整備など準備工事に着手し、夏頃には工事が本格化する見込みだ。

幕張新駅の構想は1990年代前半に浮上。2017年に千葉県と千葉市、イオンモールで構成される新駅設置の協議会が発足し、翌2018年にJR東日本と協議会が基本協定を締結した。新駅の建設費用の一部は協議会が負担する。

当初は2024年の開業が想定されていたが、施行方法などの見直しにより工期の短縮が可能になり、現在は2023年の開業を予定している。

幕張新駅の予定地。【画像:JR東日本】