リニア・鉄道館「つば九郎」筆談ショー 中日の本拠地でスワローズ・マスコットの理由



JR東海は12月26日、リニア・鉄道館で「つば九郎筆談トークショー」を開催する。「国鉄バス第1号車」の企画展にあわせたもの。同館がある名古屋は中日ドラゴンズの本拠地だが、ツバメをモチーフにした東京ヤクルトスワローズのマスコット「つば九郎」が乗り込み、筆談で話す。

スワローズのマスコット「つば九郎」。【画像:JR東海】

12月26日は火曜日で原則的にはリニア・鉄道館の休館日だが、特別開館を実施する。開館時間は午前の部が10~13時(最終受付12時30分)、午後の部が14~17時(同16時30分)。受付は各部とも開館の15分前。13~14時は入替時間になるため入れない。

トークショーは1階イベント広場で開催。「つば九郎」のほか、東海ラジオの村上和宏アナウンサーが出演する。実施時間は午前の部が10時30分~11時ごろ、午後の部が14時30分~15時ごろ。全席自由席で一部の人は立ち見になる。

特別開館・トークショーに参加するには、JR東海のネットサービス「EX旅パック」「EX旅先予約」で旅行商品を購入する必要がある。募集人数は合計400人程度。旅行代金は「EX旅先予約」の現地観光プランの場合で4000円になる。

リニア・鉄道館は国鉄初のバス路線である岡多線が1930年に開業した際、同線に導入された国鉄バス第1号車を保存、展示している。昨年2022年に国の重要文化財に指定され、今年2023年3月から「国鉄バス第1号車のすべて」と題した企画展を行っている。

リニア・鉄道館で展示されている国鉄バス第1号車。【画像:文化庁】
西日本JRバスの高速バス車両。側面にツバメのシンボルマークが見える。【撮影:草町義和】

現在のスワローズの起源は1950年に発足した国鉄スワローズ。名称は当時の東海道本線・東京~大阪で運行されていた特急「つばめ」にちなんでいる。このころには国鉄バスもツバメをデザインしたシンボルマークが制定され、現在もJRバス各社がシンボルマークとして使用している。

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