鶴見線で「快速」乗車、205系の貸切列車で全線乗りつぶしの工場夜景ツアー



日本旅行大阪法人営業統括部の鉄道・バス企画デスクは7月15日、川崎市観光協会が協力する日帰りツアー「貸切列車で行く夜の鶴見線探訪 港湾・工場夜景の旅」を実施する。

鶴見駅で発車を待つ205系の貸切列車。【画像:日本旅行】

行程は次の通り。

鶴見17時05分発→大川(大川支線乗車)→国道(昭和レトロな駅)→浅野(海芝浦支線分岐駅の三角ホーム)→新芝浦(運河沿いの遠景夜景)→海芝浦(港湾夜景のパノラマ)→鶴見(休憩)→扇橋(川崎工場夜景のシンボルのプラント)→扇町(工場夜景徒歩観光:川崎天然ガス発電所・昭和電工など扇町駅付近)扇町→鶴見22時11分着

鶴見線の205系電車3両編成による貸切列車に乗車。一部の区間では快速運転を行い、定期列車の本数が少ない大川支線も含め鶴見線の全線を乗りつぶす。「工場夜景ナビゲーター」が同乗し、港湾や工場夜景のポイントを案内。扇町地区ではナビゲーターによる工場夜景の徒歩観光が行われる。民家がある国道駅の改札外など一部は撮影禁止になる。

貸切列車の発車案内。【画像:日本旅行】

7月は日照時間が短く、日没前に出発して海芝浦支線で日没を迎える。日本旅行によると、薄暮から闇夜に移り行く港湾夜景を堪能でき、後半の扇町では暗闇に浮かぶ工場夜景を鑑賞できるという。

旅行代金は大人1万800円・子供9800円で、70人を募集。5月30日12時から「日本旅行 大阪法人営業統括部 鉄道・バス企画デスク」専用のツアー予約サイトで申込みを受け付ける。

鶴見線は鶴見~扇町7.0kmの「本線」と、浅野~海芝浦1.7kmの「海芝浦支線」、武蔵白石~大川1.0kmの「大川支線」で構成されるJR東日本の鉄道路線。東京湾岸の横浜市から川崎市にかけて広がる京浜工業地帯を通る。工場夜景の観光スポットとしても人気が高い。

鶴見線沿線の工場夜景。【画像:日本旅行】

日本旅行は過去にも鶴見線の工場夜景ツアーを実施しているが、同社によると「毎回満席となる人気企画」という。

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