JR富山駅ビル「立山連峰」「立山杉」デザイン プロジェクションマッピングにも対応



JR富山駅ビルのイメージ。【画像:JR西日本不動産開発】

JR西日本不動産開発は8月2日、富山駅の南口で建設中の複合商業施設の名称を「JR富山駅ビル」とし、外観デザインを発表した。来年2022年春のオープンを目指す。

敷地面積は約7930平方mで鉄骨造り地上12階。外壁は立山連峰の雪景色を思わせる白色をベースに、稜線を外壁パネルのグラデーションで表現。建物の一部には立山杉をイメージした濃茶色を用いた。

駅前広場に面する角にはガラスのカーテンウォール、1階店舗部分には連続性のある開口部を設けることで、施設内部の賑わいを外部に発進する。夜間には建物頂部やサインのライトアップなど、ガラス部分から漏れ出す施設内の光などで駅前広場に温かい光を提供するという。

施設内には駅前広場や富山地鉄の路面電車を見下ろせる「視点場」、立山連峰を望めるホテルロビーなどを設ける。このほか、駅前広場に面した壁面をプロジェクションマッピングなどで利用可能な壁面仕上げとする。

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