JR東日本は2月8日、水素ハイブリッド電車FV-E991系「HYBARI(ひばり)」の実証試験を3月下旬から始めると発表した。2050年度の二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにするという同社グループの長期目標「ゼロカーボン・チャレンジ2050」の取り組みの一つ。
「HYBARI」は水素燃料の燃料電池と蓄電池を電源とするハイブリッドシステムを搭載した試験車両。2両編成1本が総合車両製作所(J-TREC)横浜事業所で完成し、このほど南武線の車両基地の鎌倉車両センター中原支所に搬入された。
JR東日本は3月下旬から南武線・川崎~登戸間と南武線尻手支線、鶴見線で「HYBARI」の実証試験を行う計画だ。
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