智頭急行・JR西日本・鳥取県の3者は11月1日、特急「スーパーはくと」を漫画『名探偵コナン』のキャラクターで装飾した特別列車を12月3日から運行すると発表した。
「スーパーはくと」で運用されているHOT7000系特急型気動車の1編成のみ、車体を『コナン』キャラクターのイラストで装飾。車内も床や枕カバー、ロールカーテンなどに『コナン』キャラクターをデザインする。特別列車の運行情報は「鳥取県まんが王国官房」ウェブサイトで掲載。毎月下旬に翌々月分までの運行計画を載せる。
初日の12月3日は9時30分から10時15分ごろまで倉吉駅で出発式が行われる予定。大阪駅でも15時から15時30分まで「スーパーはくと9号」の発着時刻にあわせて出発式が行われる予定だ。
「スーパーはくと」は京都~鳥取・倉吉を約2時間半で結ぶ特急列車。京都~上郡と智頭~鳥取・倉吉はJR線を走行し、上郡~智頭は第三セクターの智頭急行が運営する智頭線を走る。車両のHOT7000系は智頭急行を所有している。『名探偵コナン』原作者で漫画家の青山剛昌さんは鳥取県北栄町の出身。町内には山陰本線の下北条駅と由良駅があり、倉吉発着の「スーパーはくと」が通過する。
鳥取県は青山さんのほかにも『ゲゲゲの鬼太郎』の故・水木しげるなど多数の漫画家を輩出していることにちなみ、「まんが王国とっとり」と題した地域振興を展開。JR西日本もキハ126系気動車を『コナン』キャラクターで装飾した「名探偵コナン列車」を山陰本線・米子~鳥取の普通列車で運用している。
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