鳥取「名探偵コナン列車」ピンク色車両がリニューアル 編成数は今後もふたつ



「名探偵コナン列車」の新デザイン車両のイメージ。【画像:JR西日本/(C)青山剛昌/小学館】

JR西日本は9月2日、山陰本線の鳥取エリアを中心に運転されている「名探偵コナン列車」に新しいデザインの車両が登場すると発表した。9月18日から運行を開始する。

「コナン列車」はキハ126系気動車のラッピング車。2両編成2本で1本は青と赤の2色をベースに装飾、もう1本はピンク色をベースに装飾している。このうちピンク色の編成が9月9日限りで運行を終了し、新デザインの「コナン列車」にリニューアルされる。青・赤の編成は引き続き運転され、編成数は変わらない。

新デザインの「コナン列車」も2両編成だが、米子寄りの車両は茶色をベースとし、『名探偵コナン』に登場する探偵キャラクター「コナン」「工藤新一」「毛利小五郎」「安室透」「服部平次」などが描かれる。鳥取寄りの車両はオレンジ色をベースに、「コナン」の同級生で構成される「少年探偵団」の面々が描かれる。

このほか、トイレ入口には「コナン」と探偵風衣装の「工藤新一」のイラストを配し、手洗いのピクトグラムは「工藤新一」と「毛利蘭」を模したイラストにする。

トイレ入口のイメージ。【画像:JR西日本/(C)青山剛昌/小学館】

『名探偵コナン』は1994年から『週刊少年サンデー』で連載されている漫画。1996年からはテレビアニメも放映されている。作者の青山剛昌さんは現在の鳥取県北栄町の出身だ。「コナン列車」は鳥取県の観光事業「まんが王国とっとり」の「建国」を記念し、2012年度から運行を開始。現在の車両はピンク色の編成が2015年度から、青・赤2色の編成が2019年度から運行されている。

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