京都丹後鉄道のKTR8500形「初公開」 引退「タンゴ・エクスプローラー」撮影会も



京都丹後鉄道(丹鉄)の列車を運行するWILLER TRAINSは2023年11月26日、「丹鉄85記念まつり」と題したイベントを西舞鶴運転所車庫(西舞鶴駅に併設)と西駅交流センターで開催する。KTR8500形気動車の見学会やKTR001形気動車「タンゴ・エクスプローラー」の撮影会などを行う。KTR8500形の一般公開は初めて。

JR東海で運用されていたころのキハ85系。一部の車両が丹鉄に渡り、KTR8500形として運行される。【画像:忍者くん/写真AC】

KTR8500形見学会と「タンゴ・エクスプローラー」撮影会は車両基地の西舞鶴運転所の車庫で実施。11時・11時30分・13時30分・14時・14時30分・15時の5回に分け、各回20分程度見学できる。参加費は無料だが事前申込制で各回20人限定。申込みは11月1日12時から車両見学申込み専用フォームで先着順で受け付ける。

西駅交流センターでは「タンゴ・エクスプローラー」の車内VR体験やKTR8500形の新グッズを含む丹鉄グッズの販売、沿線地域の特産品販売・PRブースの設置などが行われる。開催時間は10時から16時まで。

「丹鉄85記念まつり」の案内。【画像:WILLER】

KTR8500形は2023年3月にJR東海から譲り受けた特急型気動車。譲り受けた4両のうち2両を営業運行で使用し、残り2両は部品取りとして活用する。WILLER TRAINSは「今後当面は線内特急予備車として運用開始予定です」としている。

引退したKTR001形「タンゴ・エクスプローラー」、【撮影:草町義和】

「タンゴ・エクスプローラー」は2013年までに定期列車での運用を終了。その後は臨時列車や団体列車で運用されていたが、KTR8500形の導入にあわせて引退した。

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