京王電鉄「6カ月乗り放題」も 高齢者向け全線パスの第2弾



京王電鉄は10月13日、高齢者向けの乗り放題定期券「シニア全線パス」を発売すると発表した。昨年度2022年度に続く第2弾。今回は利用期間を複数用意した。

京王線の列車。【撮影:草町義和】

利用できるのは12月1日事前で満70歳以上の人。12月1日以降、京王線・井の頭線の全線を一定の期間に限り何度でも乗り降りできる。磁気式乗車券でICカードへの載せ替えはできない。

「シニア全線パス」のイメージ。【画像:京王電鉄】

発売額は1カ月パス(2023年12月1~31日)が6000円、3カ月パス(2023年12月1日~2024年2月29日)が1万6500円、6カ月パス(2023年12月1日~2024年5月31日)が3万円。新宿~京王八王子の場合、6カ月パスなら37往復以上で所定の運賃より安くなる計算だ。

事前申込制で京王観光ウェブサイトの予約ページで受け付けている。申込期間は11月6日17時まで。各パス1000枚ずつの発売制限があり、発売枚数を超えて応募があった場合は抽選になる。

「シニア全線パス」は2022年10月1日から31日まで1カ月間利用できる乗り放題切符として初めて発売。京王電鉄によると今回は客の要望に応え、1カ月パスだけでなく3カ月パスや6カ月パスも選べるようにしたという。

※誤記を訂正しました。(2023年10月18日10時15分)

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