京王線の新宿駅ホーム「北側に移動」改札も新設、丸ノ内線への乗り換え改善など



京王電鉄は8月2日、京王線新宿駅の地下2階ホームを北側に移動すると発表した。東京メトロ丸ノ内線への乗り換えの改善などを図る。

京王線の列車。【撮影:草町義和】

京王電鉄は8月2日に開かれた取締役会で、新宿駅西南口地区開発計画の事業推進を決定。この計画のうち南街区の開発と京王線新宿駅改良工事に本年度2023年度から着手する。南街区の工期は2028年度の予定だ。

京王線新宿駅の改良工事は「一部先行分」として地下2階ホームを北側に移動。ホームの北端に改札を新設し、東京メトロ丸ノ内線への乗り換えが可能なルートなどを整備する。京王電鉄はこれにより、新宿駅西口地下広場での歩行者の交錯の改善と乗換時間の短縮などを目指すとしている。

京王線新宿駅のホーム移動のイメージ。【画像:京王電鉄】

総事業費(京王電鉄負担分)は計画全体で3000億円程度を想定、南街区開発の事業費と新宿駅改良工事の一部先行分の合計は920億円を予定している。

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