水郡線のキハE130系「黄色だけ」に続いて「オレンジだけ」路線の魅力を発信



JR東日本の水戸支社は9月11日、水郡線で「オレンジ パーシモン トレイン」を運行すると発表した。キハE130系気動車1両の側面・ドア・前面部分をオレンジ1色に変更。同線の定期列車で9月16日から2026年3月末まで運用される。

水郡線のキハE130系。【撮影:草町義和】

水郡線のキハE130系の車体は黄色・青・緑色の3色か黄色・青・赤の3色で装飾されている。2022年3月には災害からの全面復旧1周年を記念し、黄1色の装飾に変えられた「イエローハッピートレイン」が1両だけ運行を開始。これに「オレンジ パーシモン トレイン」が加わる格好となる。

車両名の「オレンジ パーシモン」は「オレンジ色の柿」のこと。水戸支社によると、紅葉シーズンにあわせた色合いにすることで水郡線の魅力である久慈川と紅葉を発信するという。

オレンジ1色に装飾された「オレンジ パーシモン トレイン」。【画像:JR東日本】

水郡線は水戸~安積永盛137.5km(列車は東北本線の郡山駅まで直通)と上菅谷~常陸太田9.5kmの区間で構成される非電化路線。定期列車の車両は現在、キハE130系で統一されている。

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