トルコのバットマン市は急速な人口増加に対応するため、軽量軌道交通(LRT)「Bat-Ray(バット・レイ)」の整備を計画している。

バットマン市の関係者が9月に明らかにした整備計画によると、バット・レイは全長37.7km・30停留場の環状線。架線レスのLRTを想定し、1日あたりの利用者数は約5万6000人を見込む。
整備は4段階にわけて実施。まずバルプナル~ギュヴェルジンリクの約9.8km・12停留場を整備し、続いてギュヴェルジンリク~新病院の約16.9km・11停留場を整備する。ギュヴェルジンリク~TPAO大通りの約6.3km・2停留場を整備し、最後にTPAO大通り~新病院の約4.8km・5停留場を整備するという。


バットマンはトルコ南東部にある都市。かつては人口数千人の小村だったが、油田の発見や鉄道の開通で1950年代以降に発展した。2021年の人口は約45万人。
《関連記事》
・ヒジャーズ鉄道「復活」シリア領内の整備で中東3国が合意 全長約1300kmの廃線
・ライトライン西側延伸「一部区間の工事を先行」宇都宮市長、開業目標時期は示さず
・岐阜LRT:岐阜羽島駅~岐阜駅など(未来鉄道データベース)
