名鉄犬山線の布袋駅付近が下り線も高架化 5月30日から、踏切6カ所が解消



名古屋鉄道(名鉄)と愛知県、江南市は5月15日、名鉄犬山線の布袋駅付近の下り線を5月30日の始発から高架線に切り替えると発表した。これにより同駅付近は上下線とも高架化される。

布袋駅とその前後の横断面図。現在(上)は上り線ホームのみ高架化されているが、切替後(下)は下り線も高架化される。【画像:愛知県】

切替工事は5月29日の深夜から実施し、翌5月30日早朝の始発から下り線の列車が高架線を走るようになる。悪天候などにより作業が延期された場合、6月5日の深夜に切替工事を行う予定だ。これにより同駅付近は上下線とも高架化され、国道155号を含む6カ所の踏切が解消される。

布袋駅付近の高架化は愛知県と江南市を事業主体とし、2004年度から事業に着手。事業区間は約1.8kmで、このうち布袋駅を含む約1.4kmが高架線になる。全体の事業費は約220億円。2017年に上り線が先行して高架化されていた。下り線の高架化後は引き続き地上仮線の撤去や留置線の高架工事が進められる。

布袋駅付近の平面図。6カ所の踏切が解消される。【画像:愛知県】